Webサイトの配色の決め方

Webサイトの配色を「なんとなく好きな色」で決めていませんか。
配色は見た目の好みだけでなく、ブランドの印象・読みやすさ・問い合わせのしやすさまで左右します。
この記事では、カラーコーディネーターの視点から、迷わず配色を決めるための手順を3ステップで解説します。

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配色を決める前に押さえる3つの原則

具体的な色選びに入る前に、判断の軸を先に決めておくと迷いません。

  • 目的から逆算する:何を伝えたいサイトか(信頼/親しみ/高級感 など)を先に言語化する。
  • ブランドに合わせる:ロゴや既存の販促物がある場合は、そこから色を引き継ぐと一貫性が出る。
  • 可読性を最優先にする:どんなに美しい配色でも、読みにくければ本末転倒。文字と背景のコントラストは必ず確保する。

ステップ1:ベースカラー(ブランドカラー)を決める

最初に決めるのは、サイトの土台となるベースカラー(=ブランドカラー)です。
既にロゴやブランドカラーがあるなら、それを起点にします。無い場合は「サイトで与えたい印象」から選びます。
目安として、暖色系(赤・オレンジ・黄)は活動的で親しみやすい印象、寒色系(青・緑)は信頼感や清潔感につながりやすいと言われています。
とはいえこれは絶対的なルールではなく、あくまで一つの判断材料として、ブランドの方向性と合わせて選ぶのがおすすめです。

ステップ2:メインカラーとアクセントカラーを決める(比率の考え方)

ベースカラーが決まったら、全体を構成する色の比率を意識します。
よく知られた目安として、ベース70:メイン25:アクセント5(あるいは60:30:10とも言われます)の配分があります。アクセントカラーは、ボタンやリンクなど「押してほしい場所」に絞って使うと、視線を誘導できます。

Webサイト配色の基本比率 ベースカラー70% メインカラー25% アクセントカラー5%

色数を増やしすぎると散らかった印象になります。まずは3色前後に絞るのが扱いやすい出発点です。

ステップ3:トーンを揃えて統一感を出す

複数の色を使っても「まとまって見える」のは、多くの場合トーン(色の調子=明度と彩度の組み合わせ)が揃っているからです。色相がバラバラでも、トーンを合わせるだけで一気に整います。

PCCSトーンで色調をコントロールする

日本でよく使われるPCCS(配色を体系化した色の物差し)では、色を「トーン」で整理して考えられます。トーンごとのRGB値やカラーコードは、PCCSトーンのRGB値一覧にまとめています。実際の配色作業では、この一覧から近いトーンを選ぶと、統一感を出しやすくなります。たとえば、はっきりした印象を出したい部分には彩度の高い「ビビッドトーン」、やわらかく親しみやすい印象を出したい部分には淡い「ペールトーン」や「ソフトトーン」を選ぶと、狙った雰囲気に近づけやすくなります。

PCCSトーンの違いによる青の見え方と用途の比較(ビビッド・ブライト・ソフト・ペール)

可読性とアクセシビリティ(コントラスト比の確保)

配色の最後に、必ず可読性を確認します。本文テキストと背景のコントラスト比は、一般的なアクセシビリティ指針(WCAG)で通常サイズの文字は4.5:1以上が目安とされています。薄い色同士の組み合わせは読みづらくなりやすいので、本文は特に注意します。

よくある失敗と回避法

  • 色を使いすぎる→ まず3色前後に絞る。
  • アクセントを多用してどれも目立たない→ アクセントは「押してほしい場所」だけに。
  • 好みだけで決めてブランドとズレる→ 目的とブランドから逆算する(原則1・2に戻る)。
  • コントラスト不足で読みにくい→ 本文は4.5:1以上を確保。

配色から相談したい方へ

「自社サイトに合う配色が自分では決めきれない」という場合は、配色の段階からご相談いただけます。配色の考え方をふまえたブランドの印象設計から、Webサイト制作ロゴ・イラスト・グラフィックまで一貫してお手伝いします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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